※変動率は、各地点の変動率の平均となります。(平均地価の変動率ではありません)
札幌市の最新の地価動向
札幌市の最新公示地価は平均17万0628円/m2(2022年[令和4年])、坪単価では平均56万4061円/坪で、全国順位は90位です。前年からの変動率は+8.06%で、変動率の全国順位は7位です。
札幌市の最新基準地価は平均21万1851円/m2(2022年[令和4年])、坪単価では平均70万0335円/坪で、全国順位は75位です。前年からの変動率は+10.54%で、変動率の全国順位は7位です。
1983年(昭和58年)から40年分のデータがあり、公示地価の最高値は46万2161円/m2(1991年)、最安値は8万7589円/m2(2005年)で、双方の差異は5.28倍です。基準地価の最高値は32万7765円/m2(1991年)、最安値は6万7407円/m2(1983年)で、両者の差異は4.86倍です。
宅地の平均価格は9万0530円/m2、坪単価では29万9274円/坪、変動率は+9.47%です(2022年)。商業地の平均価格は37万2866円/m2、坪単価では123万2615円/坪、変動率は+5.07%です(2022年)。
札幌市の最も高額地点は「札幌市中央区北4条西4丁目1番7外」(557万0000円/m2)で、最低額地点は「札幌市南区真駒内307番1」(290円/m2)です。
札幌市における土地取引
北海道札幌市の土地取引をするには、土地価格相場を参照し、その物件の需要と供給の関係、マーケット動向により、土地売買価格が決まります。土地価格の相場は、国土交通省の公示による公示地価、北海道庁の公表による基準地価、国税庁の公表による路線価、国交省により四半期ごとに発表される不動産取引価格が参考になります。これらの数値は、現実の物件の取引の際の実勢価格とは若干異なりますので、ご理解ください。
本サイト「土地代データ」に掲載している札幌市の土地価格相場は、公示地価・基準地価の標準地・基準地データに基づいて、当社が独自に平均値を集計し、変動率を計算し、全国の市町村での札幌市の順位を導きだしています。
実際に北海道札幌市の土地の売却、土地の購入、住宅の購入、住宅ローンによる借り入れ、不動産取引、不動産投資、土地運用をする際には、不動産屋、不動産鑑定士、マンション管理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、宅地建物取引士など専門家の手を借り、査定・見積りを受けるのが通例です。
土地・家屋は、固定資産税の課税対象となり、登記簿によって自治体である札幌市が管理し、札幌市が課税をします。自己申告方式であり、申告義務があります。固定資産税の算出は、課税標準額に税率を掛けるのですが、その税率は、地方自治体が設定します。課税標準額は、適正な時価として、複雑な算出方法からもとめられますが公示地価の7割が目安です。相続税・贈与税における土地の値段は相続税評価額として路線価が対象で、公示地価の8割が目安です。
※変動率は、各地点の変動率の平均となります。(平均地価の変動率ではありません)
札幌の都市景観
札幌は碁盤目状の道路が特徴
札幌は明治時代以降に都市開発された、日本では後発の大都市であるため、日本の都市としては珍しく計画的に設計された都市となっています。都市計画は方格設計(碁盤目状)をベースとしてします。道外で碁盤目状の道路は京都などごく少数ですが、北海道では旭川、帯広、釧路も同様に方格設計であり、北海道では珍しくはありません。札幌はその発展過程で山鼻村・円山町などの地区がひとつの都市して合体していくというプロセスをたどっており、各地区のつなぎ目は碁盤目状が崩れた不規則な区画が存在します。
札幌の規模
札幌市は人口が約200万人おり、北日本最大の都市です。豪雪地帯にこれほどの都市を建設したのは世界でも稀です。地理的には帯広市あたりが北海道の真ん中であり、帯広は豪雪地帯でもないので、帯広を道庁所在地にするのが適切ではないかという見方もあります。札幌が道庁所在地になった経緯としては、当時栄えていた小樽に近くでまとまった平地が存在するのが札幌であったという事情によるものです。札幌は扇状地であり、南西部は山地、北東部は沼地なので、現在は開発拡大の限界を迎えています。
札幌の都市計画
札幌の都市計画としての特徴は碁盤目状の道路(方格設計)です。碁盤目状のため建物の向きが揃っており、整然としています。中心部の住所表記は例えば「北五条4丁目」のようになっています。南北の境目は大通公園、東西の境目は創成川です。札幌駅から大通公園、すすきのにかけてのエリアが商業地となっています。大通公園ではさっぽろ雪まつり、オータムフェストなどイベントが頻繁に開催されます。中心部に北海道大学、植物園、知事公館、中島公園といった緑豊かな施設があるのも特徴的です。中心部には路面電車の市電が通り、地下鉄も3路線ありますが、清田区には鉄道駅が存在しないなど、鉄道網は十分とは言えません。
札幌の都市景観
札幌は碁盤目状の道路のため都市景観は整然としていて、日本の都市の中では国際評価の高い都市デザインとなっています。大通公園をタワー(テレビ塔)から見下ろす景観はフォトジェニックで人気があります。一方、建物のデザインはあまり統一されておらず、不規則となっています。豪雪地帯であるため無機質な直方体の建物が多く、その点に関しては統一感はあります。シンボルとなっている旧道庁は赤レンガ造りの綺麗なデザインですが、このデザインを近代建築が踏襲してはいないので、全体的には伝統を感じられない無機質な都市となっています。