シカゴの都市景観
シカゴの都市計画
シカゴは都市景観は世界でもっとも美しいと言われています。現在のそのシカゴの都市景観ができるきっかけとなったのが、1871年のシカゴ大火です。大規模な火災によりシカゴ市内の3分の1が焼失しました。シカゴ大火から復興する過程で、秩序ある都市設計がなされ、近代的な高層ビルが続々と建築されたのです。ミシガン湖からシカゴ摩天楼を眺めたときのスカイライン(空を背景とした建築郡の輪郭)は世界一美しいとも言われます。
シカゴの都市景観
ガラス張りの現代的なビルと、ゴシック調の荘厳なデザインの建築物が、秩序を保って建ち並びます。郊外のアパート地帯はフィルム・ノワール(犯罪を描いた映画)に出てきそうな陰鬱でいながら美しい光景が見られます。事実、シカゴは多くの映画の舞台となっています。かつてアル・カポネが活動した街でもあることが、お洒落でいながら陰もあるシカゴのイメージを形成しているかもしれません。古い建築物でも新しいIT企業がオフィスとして使用するなど、建築物を文化財として大切にするシカゴの人々の熱意を感じさせます。中心部を流れるシカゴ川をボートでクルーズしながら建築群をウォッチするツアーがあり、観光客に人気です。ジョン・ハンコック・センターの展望台などから都市を見下ろすことができます。